owls column

美容師とお客様の関係

本当にありがたいのですが
年末の忙しさへの応援、年の瀬のご挨拶
年始のご挨拶と、多くの差し入れをいただきます。
本日、1月7日に頂きました差し入れです。
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年末年始、ほぼ毎日おなじ光景のように皆様に頂き
中には行列に並ばないと決して手に入らない貴重なもの
雑誌で人気の出た噂のものなど

個人的に申し訳ないのですが年末年始と、何本のシャンパンとワインを頂いたことか

当たり前の光景なんて決して思っておりません。
僕のお店は決して大きなお店ではなく『個人店』の少数精鋭を自負したお店で
カット料金も7020円、カラーやパーマですと15000円を平気で越し決して安くない
料金を頂戴しております。

ネット系で安く技術を提供するサービスもしておりません。
そんな中で本来なら料金として必要のない、この『頂き物』は
僕への、僕達への『応援』だといつも
ただ、ただ感謝と
あぁ、こういった『心と心の繋がりのある』お店を創りたくて
独立したんだよな。
今、13年前に描いた理想に到着してるじゃないかと。
今日、しみじみ感じました。

今の世の中『都合の良い消費』があちこちに氾濫しています
いつのまにか、人の気持ちや思いやりが『おざなりになり』
自分さえよければ良い、こんな空気があちこちにある時代になってしまいました。

いろんな工夫(経営努力、アイディア)で売り上げを伸ばせばいい!
それが安売りであり、お客様が
『この店、値段も安いし、オフ料金でプライスバリュー、しかも予約しなくても今日すぐカットしてくれる』
都合がいいじゃない!!
美容師の努力がいつのまにか評価されず
だからこそ美容師も努力をしなくなり
お客様も美容師の努力や研鑽よりも安ければ良い、都合がよければ良い

前述もしましたが
僕のお店、特に僕は美容師として
非常に小難しい、都合の悪い美容師だと思います。
予約も中々、融通がきかないですし、値段も安売りはしません。
たまに平気でお客様に怒ったりします(もちろん、愛情があるからです)
僕を都合の良いとこで使ってやろうという気待ちがある人がちかづいてくると
心から傷つきます。
自分、こう見えて繊細ですから

でもね、
だからですよ
僕とお客様
僕のお店とお客様たちの間には

文字通り、心と心が通う『お客様と美容師の関係』があるのだと思います。
そんな美容師の人生を歩めてこれ、歩んでいる自分に今
感謝と誇りを改めて感じております。

数多いる美容師、価値観は様々です。

ただ僕は
金持ちになるための美容師ではなく
美容師として、人として認められ
その上で自分のことを大切にしてくれる
そんな方々と生きていける、そんな人生をもう一度しっかり歩もうと
考えた次第です

長文すみません、、
去年、いろいろあったんですよ。

みなさま
いつも僕とお付き合いいただき
本当にありがとうございます

年の初め冷たい夜に




# by hair-owl | 2018-01-08 07:46 | 徒然